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絵画技術抜粋事項
最も良い地塗りは、
1, 鉛白と乾性油を練り合わせて塗布された地塗りです。湿気に強く、弾力性、粘着力、伸縮性があり、強靱で安定した地塗りを形成します。多少、黄変する傾向があります。
2, 鉛白を主体として、補助的にルチル型酸化チタン、リトポンなどを加えて、乾性油で練り合わせて塗布された地塗りです。補助的にルチル型酸化チタン、リトポンなどを加えることにより、多少、地塗りの色を変化させることが可能で、その上に塗られる油絵具の発色をコントロールすることが出来ます。
目の粗いキャンバスは、近くで見ると塗り事体は完全な鏡状、エマイユ状ではありません。
不透明な絵の具をグラッシの様に薄く塗ることをベラテゥーラという。
「カセアルティ」を使う時とか「Gesso」も使用します、でも、絵の具にメディウムを混ぜて「たらたら」な感じにはなかなかならないので、キャンバス地をやたら平らに塗っている人どうやっているのか知りたいです。
平滑な下地処理としては、膠とムードン(またはボローニャ石膏)で作るとヤスリがけで簡単に滑らかになります。
平滑にするには、地塗りした後うえから、木炭の粉を擦り込みその後ヤスリがけする。
金箔を「貼る」のは下地に極端にいえばなんでもメデイウムさえあれば貼る事はできます。「鏡面」にして磨きたい場合ときには、下地が「平滑」でなければ磨けない。(石膏をぬったあとに鉄板で平らにけずります。)ということです、また「ハクシタとのこ」をひかないと、石膏にはメデイウムがないからメデイウムのやくわりとして砥粉をひくんです」箔を載せるときも職人技でさっとやらないと皺があると磨いた時に鏡面になりません。また、金の色をきちんと光らせたい時は重ね張りのほうがきりに光ります。(磨く場合には必ず、砥粉をしないとみがけなせん)ハクシタとのこは多分画材屋さんでうっていると思います(名前が店によってちがうとおもいますので、使用目的を話すとだしてくれると思います)黒、黄色、赤があります)下地ようの膠に2倍の水でうすめて(水2体膠すい1)入れ物に先にとのこをいれて膠すいを徐々にたします、だいたいみずよりもちょっと濃いえきたい、(ちょっと重い感じ)くらいでいいと思います。とのこが乾燥したら箔をみずおきしてください。(箔の張りかたは他の本にもでているのあるんだと思います。)
金箔処方用のメディウムミクスチョンはもともとシャルボネール社のせいひんで、ラベルもシャルボネールのものがはってあると思います。で、このミクスチョンは「金属の上に金箔をのせる時」にしたに塗る物です。使い方はとてもかんたんでした。コルアート社のひとは「自由の女神が掲げているたいまつの炎部分の金箔の張り直しをした時、ヴァンドーム広場にあるジャンヌダルクの像を張り替えの時につかわれたそうです。
クサカベの油彩に向いているというアクリルジェッソを板に塗ってみた。その上に何も描いてないですけど。他のアクリルジェッソは、普通艶消しで光が吸い込まれていく感じですが、クサカベのやつは、気のせいか光が反射してます。油分が少しあるらしいですが、確かにこれだと、最初に塗った絵具でも、つやが失われることはないでしょう。絶縁をしているのと同じ効果、ということでしょうか(アクリルジェッソを板に塗って描くと、普通、どんどん油を吸収して始めのうちは艶消しになりますよね)。なんとなく絵具の食いつきが悪そうにも見えますが、でも、まだ描いてみてないので、どんな描く具合かはわかりません。
天然白亜(Meudon 通称スペイン白)
「白亜」=「炭酸カルシウム」=「ムードン」=「スペイン白」
「石膏」=「硫酸カルシウム」=「ボローニヤ白亜(石膏)」
「軽質炭酸カルシウム」=「沈降性炭酸カルシウム」
「重質炭酸カルシウム」=「ムードン」
ムードン(仕上用)フランス製 天然土(炭酸カルシウム、微量のクレー)
ムードン(下地用)ベルギー製 天然土(炭酸カルシウム、微量のクレー)
<クサカベ製>(スペイン白を下地用の製品名とされています)
ムードン(仕上用)イタリア製 天然土
スペイン白(下地用)イタリア製 天然土
石灰石(炭酸カルシウム)
↓焼く→炭酸ガス
生石灰(焼石膏・半水石膏)
↓水を加える
消石灰(水酸化カルシウム)
↓水・砂を加える
石灰モルタル(漆喰)
↓塗る
石灰ストウッコ
↓水で溶いた顔料を着彩、乾燥
フレスコ画完成
↓空気中の炭酸ガス吸収し硬化
石灰石に戻る
地塗り〜前膠〜基底材の三段階説明
支持体と地塗りの構造は上の図のような上下関係になる。板や画布の上に、目止めのための膠層を引き、その上に地塗りを施す。
水彩画のように、支持体である画用紙に直接絵具をのせるケースもあるが、油絵具の場合は紙や麻布、板などに直接描くと油が支持体に吸い込まれてしまい、染みになったり、油絵の特徴である艶や耐久性が減じるほか、油の酸化によって紙や麻布を傷める。それを避けるた、膠を水に溶かしたものを塗って、支持体と絵具を絶縁する。この作業や膠層を「前膠」、「サイズ」、「サイジング」と呼ぶ。膠の他に、カゼインや合成樹脂が使われることもある。
板や麻布の場合、表面の木目や色を隠すために、白等の塗料を塗る。これが地塗り(ground)で様々な種類があり、地塗りの違いは絵の描き方、仕上がり、保存状態に影響する。むしろ、目的によって地塗りが選ばれる。
テンペラや油彩画の支持体としてよく使われたのは板、麻布、銅板など。中世から盛期ルネサンスにかけては板が中心だった。キャンバス画は15世紀末から16世紀頃からよく見られるようになり、イタリアでは17世紀の初めにはほとんどのイーゼル画がキャンバスに描かれるようになっていた。木材が豊富な北ヨーロッパでは、板絵も併存する時期があったが、やがてキャンバスに移行した。西洋で利用された木材はオークとポプラで、それ以外の木材の使用例はずっと少ない。アルプス以北ではオークが、イタリアではポプラが使用された。オークは堅くて重く、ポプラは柔らかくて軽い。オークは「樫(カシ)」と訳されることが多かったが、「樫」はオークの中でも常緑種を指すため、落葉種である北ヨーロッパのオークの訳語としては間違っている。同じくブナ科コナラ属の落葉種である「楢(ナラ)」が近い。板はキャンバスに比べると重く、取り扱いが大変で、キャンバスが大勢を占めてからはほとんど使用されなかったが、近年ベニヤなどの合板が登場しことで手軽に利用できるようになり、再び使用頻度が高くなった。
キャンバスに使われている生地はほとんどが麻布で、たまに綿布のものがある。麻布はかなりの強度を持ち、耐酸性に優れるので油絵に適している。織り目の大きさによって、荒目、中目、細目などと分類される。一般的に粗目の方が糸が太いようで、より強度があり、大画面に向いている。しかし凹凸が大きいので細密描写には向かない。細目は繊細な描写ができるが、大きなキャンバスに張るには強度が充分とは言えない。なお、凹凸が大きいと光が乱反射し、艶消しの渋い絵肌になる。逆に凹凸が小さい細目のキャンバスは、光が正反射して光沢感のある画面になる。
布の織り方は「平織り」が一般的だが、過去には「綾織り」のキャンバスも使用された。「平織り」は、経糸と緯糸が1本おきに上下に交差する最も単純な織り方で、織りの交点が多くなり丈夫な生地になる。現在市販されているキャンバスはほとんどが平織り。「綾織り」は、緯糸が経糸を1〜数本飛び越えて交差する織り方で、布一面に斜めの模様ができる。緯糸の飛び越え方によって、模様も異なる。平織りよりも生地が厚くなる傾向がある。ヴェネツィア派の画家は綾織りを好んで使用した。まだキャンバスが登場して間もない頃だったが、織り目が持つ魅力を認識していたと言える。「綾織り」は、表と裏で織りの目立ち方が異なるが、彼らは凹凸の大きい方を表にして使っていた。
麻布は湿度によって大きく伸縮する。生地はかなり極端に伸縮するが、膠引きや地塗り済みの麻布は僅かしか伸縮しない。膠や地塗りで糸が固定されているためで、布が伸縮するというよりも膠層が伸縮しているのかもしれない。生地の場合は水分を含むと縮むが、膠引き・地塗り済みの布は膨張する。そのため、地塗り済みのロール・キャンバスは、雨の日に張るとよく伸びるので、乾燥した日にもピンと張った状態になる。逆に乾燥した日に張ると、雨が降った日に弛む。実際には、布の伸縮の仕方はもっと複雑だが、生地を使って自らキャンバスを作れば、自然と理解が深まる。
麻布は湿度によって大きく伸縮する。生地はかなり極端に伸縮するが、膠引きや地塗り済みの麻布は僅かしか伸縮しない。膠や地塗りで糸が固定されているためで、布が伸縮するというよりも膠層が伸縮しているのかもしれない。生地の場合は水分を含むと縮むが、膠引き・地塗り済みの布は膨張する。そのため、地塗り済みのロール・キャンバスは、雨の日に張るとよく伸びるので、乾燥した日にもピンと張った状態になる。逆に乾燥した日に張ると、雨が降った日に弛む。実際には、布の伸縮の仕方はもっと複雑だが、生地を使って自らキャンバスを作れば、自然と理解が深まる。
紙は水彩画やデッサン等の支持体として一般的だが、油彩画でも使用されることがある。表面が白いので、膠を引くだけで制作できる。紙に油絵具を直接のせると、乾性油の酸化の影響でダメージを受け、やがて崩壊する。そのため、膠かアクリルエマルジョンなどを引いておかなければならない。しかし、中には油絵具を直に塗ったものでも、損傷を受けていない例もある。油抜きしたり、テレピンで薄めたりした絵に多いようだ。当然ながら紙は、麻布や板よりもデリケートで、作品の展示に制限がある。特に光に晒されると黄ばむので、紙の地を活かした作品は、強い照明の元に飾ることはできない。
白亜などの体質顔料と、膠やカゼインなどの水性の接着剤を混ぜ合わせた地塗りで、テンペラ画、油彩画、テンペラと油彩の併用技法など、多くの技法に適している。吸収性があるため、どのような絵具もしっかりと接着する。膠の濃度を調節することによって、僅かだが吸収性に差を付けることができる。歴史的には中世のテンペラ絵画の頃から使用された地塗りで、油彩技法が登場した後も長い間この地塗りが主流だった。体質顔料に白亜(炭酸カルシウム)を使用したものを「白亜地」、石膏を使用したものを「石膏地」と呼ぶ。石膏地は「ジェッソ」と呼ばれたが、現在は地塗り塗料全般を「ジェッソ」と呼ぶことが多い(「アクリル・ジェッソ」等)。北ヨーロッパには白亜の地層が多く、北方絵画の地塗りは白亜が使われた。イタリアには石膏の地層が多かったため、石膏地が使われた。どちらも安価で手近な材料であり、現在でもキロ300円程度で購入できる。日本では輸入にコストがかかるので、割安感はない。
吸収性の地を今日的な油彩技法で使用すると、地塗りが絵具の油を吸い込んでしまい、艶と耐久性が失われる。そのため、膠液や樹脂ワニス、乾性油などを薄く塗って吸収性を調節する。これを「インプリマトーラ」と呼ぶ。薄く色を付けたインプリマトーラを塗ると、画面全体の色調を整えることができる。吸収性の地に描いた油絵の保存状態がとても良いことは、15世紀の作品が証明している。この地塗りに古典技法で描いた油絵はたいへん長持ちする。しかし印象派以降、画面の艶消し効果を求めて、吸収性の地を利用するケースがあり、この場合耐久性を損なうことが多い。吸収性のキャンバスは普通の画材店で見かけることはないが、専門の画材店では「アブソルバンキャンバス」という名で売っている。
油性媒材と水性媒質の乳濁液で、半吸収性(半油性)の地塗りを作ることができる。「乳濁」とは、ある液体の中に別の液体が分散している状態で、この場合、膠液などの水性媒材に、乾性油が分散していることになる。地塗りには、膠液と乾性油を使ったものが最も良い。水性地と油性地の中間の性質を持つ。油分を加減することで、吸収性を調節できる。この地塗りは、油彩技法や、テンペラと油彩の併用技法に適している。ほどよい吸収性を持ち、絵具の喰い付きもよく、バランスの取れた地塗りと言える。湿気の多い時期にも黴が発生しにくい点も良い。作成方法は半油性の支持体の作り方で紹介している。
現在、市販のキャンバスで最も普及しているのがアクリルエマルションの地塗りである。格安キャンバスのほとんどがアクリルエマルジョン地だと思って良い。これは半吸収性地の仲間と言える。アクリル画、油絵画、テンペラ等、どんな絵具でも使える。市販の「アクリルジェッソ」を塗れば、板でパネル等に簡単にアクリルエマルション地を作ることができる。油絵用に吸収性を押さえたアクリルジェッソも市販されている。アクリルジェッソの普及で、なんでもかんでもアクリルジェッソ塗れば描けると思っている人が多いが、油絵や油性地の上にアクリルジェッソを塗ると、剥がれるくる危険が大きい。一見、うまく接着しているように見えても、キャンバスにちょっと動きが加わっただけで、剥がれてくることが多い。アクリルジェッソ塗りたいなら、アクリルエマルジョン地のキャンバスを使わなければならない。逆にアクリル絵具や、アクリルジェッソ上に油絵具を塗ることは全く問題ない言われている。ただし、まだ過去の事例が揃っていない。
単語集
体質顔料 Inert Pigment
レーキ顔料の体質、担体、基体 the basis, carriers, or substrates of lake pigments
隠ぺい力 hiding power
着色力 Tinting strength
増量剤 Extender
目止め priming、sizing
混和剤(混ぜ物)adulterant
耐光性 lightfastness、light resistance
練り板 Grinding srab
練り棒 Muller
木枠 Stretcher
透明性、透明度 trasparency
ブルーイング Bloom Blooming ワニスなどの白濁化現象
不溶性の insoluble
微粒子の finely divided
半透明の semi-transparent
有機の oganic
無機の inoganic
画材使用木材一覧
1、 湿気の影響が少なく、耐久性のある板とは、どのような木材なのでしょうか。
(ヒノキ、アカマツ、クロマツ、スギなどでしょうか。)
2、湿気の影響が少なく、耐久性のある板の入手方法。
・・・とのことですが、「湿気の影響」とは、どのようなことを意識して言われているのでしょうか?
木材は水分によっていろいろな変化を起こしますが、水分を吸収することによる変形が少ない樹種をお訊ねなのか、または、風呂場のように常時多湿である環境で、腐れづらいことを要求されるのか、それにより、適した樹種が異なります。
私共は「耐朽性能科」(平成11年度より、旧耐久性能科を廃止して新たに設置されました)ですので、「耐久性」というのを「耐朽性」と考えてお答えするとすれば、国産ではヒノキ、ヒバ、北米産材ではベイヒ、ベイヒバ、ベイスギ等の木材が、腐朽菌に強い成分を含んでいますので、腐れ難いと言えます。また、アフリカや東南アジア、中南米等の熱帯産の樹種で、密度の高い(重い)木材等も腐朽による被害が少ないものです。ここでいう耐朽性の尺度は、屋外の地面に木材を半分埋めて、どれくらいの年数で腐朽して壊れるかを実験して調べるものです。一方、湿気の影響により、木材が変形して構造がゆがんだり、割れたりすることを問題にするのでしたら、木材自体の吸湿脱湿による寸法の変化を調べることにより或る程度評価できますが、一般に密度の低い木材のほうが吸脱湿による寸法変化は少ないことが多く、変形や割れが少ないと考えられています。使い道により、要求される性質は微妙に異なりますので、どういう場所でどういう用途で何年くらい壊れないことを要求されるかにより、選ぶ樹種が変わります。もうひとつ、腐朽を抑制するために木材を防腐薬剤で処理するという方法があります。広い意味では、それらの「防腐処理木材」も、耐朽性のある板であると言えます。
木材の入手方法ですが、いわゆる「材木商」に問い合わせれば、たいていの樹種の木材は手に入ります。また、木材店では、昔からその地方で使われている木材の性質についてよく御存知ですので、用途により要求される性能を持った木材を紹介してくれると思います。
よくこの例えが解るとおもいますが、化粧するのにも、「下地塗」がいちばん「ものいう」ものなんですが、(あとから化粧のりと色ののび、がちがうんだ)キャンバスに地塗りする時に、「刷毛め」が出ないように塗るにはどんな物をどんな感じにまぜるのがいいでしょうか??
私は普段「特にカンタンにできる」方法しかしていません、しかしながら、窓さんならきっとキャンバス目がみえなくなるような「下地の塗りかたとその材料を考えて御自身でなさっているのではないかと思ったので、よろしければおしえください。
私ラングレの本にでてくる「カセアルティ」を使う時とか「Gesso
も使用します、でも、絵の具にメディウムを混ぜて「たらたら」な感じにはなかなかならないので、キャンバス地をやたら平らに塗っている人どうやっているのか知りたいです。
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